3つの主な特長

01.ユーザーがスケジューリングロジックを定義

・スケジューリングメソッドを組み合わせてルールを定義
・メソッド毎に独立した設定項目と構造
・選択基準やディスパッチ順などを条件式として記述
・内部的には takt言語(XML形式)で表現&記録

02.プログラミングによる機能追加が可能

・VBやC++で作成された外部プログラムをFLEXSCHEの
  アドインとして組み込む事が可能です。
・これによりFLEXSCHEと外部システムの連携がより
  スムーズになり運用性が向上します。

03.豊富なデータ接続機能

・パッケージソフトの高品質・低コストとカスタムメイドの柔軟性を両立
・柔軟で汎用的なデータモデルにより幅広い業種に自在 に適用
・コンポーネントの組合せによる自由なシステム構成
・先進的で扱いやすいユーザーインターフェース
・あらゆるデータソースと接続

FLEXSCHE Componentsを使った基本的なスタンドアローンのシステム構成は下図のようになります。アンサンブルモジュールはFLEXSCHE CoreとFLEXSCHE GUIを利用して生産スケジューラーを構成します。これは開発者が作成するプログラムです。アンサンブルモジュールでは大きく分けて以下のような機能を独自に実装することができます。

データーソースインターフェース

テキストファイルやデータベースなどの任意のデータソースからデータを読み込んだり書き出したりします。また、テーブル構成・フィールド構成も自由に定義できるので、特定の運用形態やデータ形式に縛られません。

スケジューリングロジック

FLEXSCHE Coreのデータモデルにアクセスしてスケジューリングします。さまざまな制約やルールに基づいて作業を資源(設備や人員など)の時系列に割付けます。FLEXSCHE Core が提供するさまざまな高レベルのメソッド/プロパティを利用することで、開発者はスケジューリング処理を完全に制御下に置くことができ、複雑なデータ構造の取り扱いにとらわれることなくロジックそのものの記述に集中できます。

カスタムユーザーインターフェース

Visual Basicなどで作ったダイアログをさまざまなイベントに応じて表示したり、作成したActiveXコントロールをFLEXSCHE GUIの内部に組み込めます。FLEXSCHE GUI のウィンドウへオブジェクトをドラッグ&ドロップすることもできます。これらの機能が協調して「アンサンブル」を奏でることによって、特定のニーズを満たす一貫性のある生産スケジューラーとして機能します。アンサンブルモジュールの作り方によって、どの業種のための、どの工場のための、あるいはどの工程のためのスケジューラーとして動作するのかが決まります。アンサンブルモジュールが「スケジューラーとしての性格」を決定します。
技術的な視点からFLEXSCHEを見ると、

・データモデル
・ロジック
・データソース
・ユーザーインターフェース


の4つの要素が完全に分離されていることが大きな特徴といえます。従来のスケジューラーではこれらが渾然一体となっていましたが、FLEXSCHEでは相互に完全に抽象化・カプセル化されており、明確なインターフェースを通してのみ相互結合しているため、設計者/開発者は安全かつ柔軟にスケジューリングシステムを構築することができます。

標準アンサンブル

アンサンブルモジュールをゼロから開発するのはそれなりに骨の折れる仕事です。そこで、一般的なスケジューリング機能を実装した「標準アンサンブルモジュール」が無償で提供されています。これだけでもスケジューラーとしての完結した機能を備えておりますので、そのまま実運用で利用することもできます。 ユーザー固有の機能を実現する必要がある場合には、雛型作成ツールを使って、無償公開されている標準アンサンブルのソースコードを基に新たなアンサンブルを作成することもできます。
雛型の必要な部分だけを拡張、変更することで、開発者は自在に独自のスケジューリングシステムを構築できます。その際、実際に動作するスケジューラーを使いながら仕様を煮詰めていくプロセスを辿ることで、着実に設計を進められるというメリットもあります。

             ※ “FLEXSCHE”および”フレクシェ”は株式会社フレクシェの登録商標です

導入効果へ