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採用担当/前盛 Blog

 

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就職活動は求職活動ではない!「就活が厳しい本質」 

学生の皆さん、こんにちは!
久々にブログでお会いできて嬉しく思います。
実はここ数ヶ月、これからの学生の皆さんの就職活動や企業の採用活動に大きく変化が出てくるのではないかと考え、その流れや変化を見極めたいと思い静観しておりました。

さて、皆さんもご承知のように、昨今の就職は氷河期と言われた時代よりも更に深刻な厳しさを増し、メガ氷河期とも言える状況が続いている現状です。加えて「厳しい、厳しい!」という言葉が、メディアから、学校の先生方から、いろいろな社会人や先輩から、親から、絶えず学生さんの頭の上を飛び交い、特に12年卒の学生諸君、勿論、12月末での全国の内定率70%弱に留まり、現在も就活中の今春卒業予定の学生諸君は更に不安と葛藤が入り乱れている状況ではないかと察しております。

このような中で、13年卒の採用活動を遅らせようとする動きもようやく出てきました。年々早まる企業の採用活動を抑制し、学生の本業である勉学や研究活動に支障を来たすことなく、就活も余裕あるものにしてもらおうという考え方が土台にあるようです。ある経済団体はこれまでの採用活動時期を1ヶ月遅らせ、大学3年次の12月から、またある業界団体は大学4年次の4月から・・・などと提唱しているようです。
また、一方、厳しさが増す学生の就職に関して、将来の日本を憂いて、あの手この手で支援していこうという国や行政・大学といった機関が手厚く就職活動を支援していくという動きもここ数ヶ月で加速していきました。いずれにしても大きな変化であることには間違いないようです。
さて、ここで全国の学生さんにお話したいことが何点かございます。どうぞ最後までお付き合いいただければ幸いです。

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第1章 就活が厳しい本質 「やさしい就活なんてない!」

~就活が厳しいのは、「経済が低迷しているから」「採用枠が減ってきているから」「求人倍率が低いから」ではない!~

えっ?と思う方も多いと思います。確かに現実は、景気の低迷が企業の採用意欲を削ぎ、採用人数を抑える傾向にあるようです。しかし、それが「厳しさ」の本質ではありません。
過去の学生の就活・思考・行動の蓄積がこの「厳しさ」を生む一つの大きな核の部分と私は断言します。リーマンショク以来、全国の企業は日々再生努力に注力しております。毎日が真剣勝負であり戦場なのです。そこで働く人々は経営者も社員も必死なのです。大企業にしても中小企業にしても零細企業にしても、企業は企業が成長発展していくにあたり、真剣に本気で覚悟を持って、そして命がけで共に働く人材のみを求めます。何を言わんとするかというと、大学4年生もなって自分が将来何をしたいのかわからない、などという学生を抱かえる優しい企業は無いということです。全てとは言いませんが、全国の学生の多くの志望動機は皆同じ。例え業種業界が違う企業と言えども皆同じです。市販されている面接試験攻略法なる書籍・学校での度重なる面接試験のリハーサル等々、一種マニュアル化された志望動機のオンパレード。それを毎年毎年聞く企業側は、もうウンザリ。そのような日本人の学生に飽き飽きした企業は、理想を追求し、母国を愛し、覚悟を持って、自分が知らない土地で一所懸命学び何かを吸収しようと貪欲に前向きに生き、そして面接試験でもそれを信念を持って堂々と言い切る外国人留学生に目を向け始めたのです。
今の就活の厳しさは、景気がよくなっても、企業の業績が順調になっても、ここ数年間、いや、もしかしたら数十年続くかも知れません。この厳しさを脱却するのは、学生の皆さんの考え方と行動の変化こそがポンイトとなります。


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昨年の当社の第1回会社説明会の様子。今年も3月と4月に開催します!


~厳しさを増長させているのは、景気のせいでも企業のせいでもなく己自身である!~

プロ野球球団の日本ハムに入団した早稲田大学の斎藤投手。高校時代の甲子園での活躍は圧巻でした。この斎藤投手、何故人気がこんなにあるのでしょうか?早稲田のエースだったからでしょうか?甲子園で活躍したハンカチ王子だったからでしょうか?
皆さんもお気づきと思いますが、エースで活躍したからだけでは、こんなに国民的な人気者にはならないでしょう。斎藤投手の気付きとそれに対する自然な行動・振る舞い。監督さんの記者会見が終わり退室する際、同席していた斎藤投手が監督さんが座っていた椅子をさっと片付ける、寮の玄関から出る際、履いていたスリッパを次の人が履き易いように向きを変える等々。そのような行動が自然に出る。自然に出るということは、常にそのような習慣があり、その習慣は、人を思い、人を敬い、人を愛し、人を信じ、そして感謝と誠実な心を持って形成されているはずです。まさに多くの国民がそれに共感したからこそ人気者になったのだろうと思っております。

実は、厳しい就活だからこそ、このような気持ちの持ち方、気付き、行動が大切なのです。特に素晴らしいことを斎藤投手はやっていません。当たり前のことを当たり前にやり続けているだけのことです。
立派なことを言う企業人も政治家も大学の先生も含めて多くの社会人は、本当に当たり前のことを当たり前にやり続けているのでしょうか?学生の皆さんは如何でしょうか?


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会社訪問では、当社社員が働く様子、雰囲気をじっくりと味わっていただきます!是非ご来社下さい。


私はよく仕事柄、学生向の合同企業説明会に参加する機会が度々ありますが、人事担当者らしからぬ人事担当者が沢山いることに気付かされます。学生さんの就職活動の神聖な場所であるにも関らず、ジーパンを履いてくる人事担当者、挨拶もできない人事担当者、採用に熱心なあまり学生を別室に連れ込み口説いている人事担当者、自分が飲んだ飲みかけのペットボトルを片付けないで帰る人事担当者、腕を組み横柄な態度で学生に説明をしている人事担当者、様々な光景に出くわします。このような企業に限って、求める人材は「コミュニケーション能力の高い人材」です。これらの企業で自社内に社員のコミュニケーショ能力を育む仕組み作り・組織作りがされ、それを本当に実践しているのかどうか疑問に思います。もしそのような仕組み作りも実践もされていない企業があれば、学生に対してコミュニケーション能力の高い人材を求めるのは学生に対して大変失礼な話です。
全国津々浦々の多くの企業は、業界業種企業規模を問わず、今の学生に求めるのは「コミュニケーション能力」。ですが、企業こそ学生に求める前に企業内のコミュニケーション能力を育む実践実行が必要と受け止めます。優秀な学生を採用したいのはどこの企業も同じ。企業側がそれぞれ求める人材に対して、企業側自身がその求めることをきちんと社内に落とし込んで日々実践しているのかが大変重要。やっていなければ、今の学生をどうのこうのという資格はそれら企業にはありません。

如何でしょうか?学生の皆さん。就職活動が、単なる求職活動になっていませんか?厳しいと言われる昨今。求職活動ばかりしていると、その厳しさがますます厳しくなります。求職は単に職に就けばそれで足りますが、皆さんの就職活動は求職とは本質が全く違います。
就職活動は、皆さん自身の意識と行動の中にあります。社会のせいで厳しいわけではありません。当たり前のことを当たり前にできない時代だから、当たり前のことをやり続けることに共鳴共感される。自分の将来のあるべき姿を信念に変え、一所懸命それに向け行動・実践していく。これから出会う企業に感謝、今まで支援してもらった多くの人々に感謝。感謝心を持っていれば、採用されなかった企業にも感謝という具体的行動ができます。採用されなかった企業があるおかげで本当に希望する企業に合格する場合もあります。その時、採用されなかった企業に「本当におかげさまで・・・感謝」の手紙でも出せば、その企業は、こう思うでしょう。「しまった!どうしてこのような素晴らしい学生を当社は採用しなかったのだろう!」と。

就活は景気が良かれ悪かれ、いつの時代も厳しいもの。厳しいから「就活」というのです。やさしい就活なんて就活ではありません。厳しい就活だからこそ、自分が変わるチャンスでもあるのです。変われば多くのチャンスに恵まれます。厳しいと思い不安にばかり駆られ、委縮し、自分が何も変わらなければ何も変わらず、ますます厳しい就活に自分ではまり込んでしまうのです。


次回は第2章 「企業が採用活動を遅めても、逆に早めても就職活動の厳しさは変わらない!」です。どうぞお楽しみに!

2011年01月25日

 

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